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非情のライセンス 第3シリーズ #15
#191「兇悪のファミリー・殺意の重奏」(1980年・S55・9月4日OA)

狩猟から帰った邸宅住まいの旦那さま・神村和男(松橋登)は、妻彰子(堀越陽子)が若い男と寝室でいちゃつく現場に出くわしてしまい、思わず男を射殺してしまった。和男は知人の所轄刑事・久賀(平泉征)に電話、彼を金づるにしている久賀は死体を外に出し、チンピラ同士の喧嘩に見せかけてやる。

数か月後、事件は立ち消えになったかと思われたとき、本庁特捜部からキレ者デカ(=会田:天知茂)がやってきて終わった話を蒸し返した。和男の父で政財界の黒幕・神村正三郎(嵯峨善兵)は10年前のとある事件で不起訴になって以来の会田のターゲット。今回の事件をきっかけにその時のリベンジを果たしたい会田は、まず彰子に揺さぶりをかけ、正三郎に息子の不始末をほのめかす。

真相を知らされた正三郎は「彰子をどうにかしろ」と息子に命じつつ、彼女を愛している和男が愚図っている隙にさっさと事故死に見せかけて嫁を始末。「化け物の息を止めるには、こっちも化け物になるしかないらしいな」 会田は傷心の和男にじわじわと脅しをかけ、次に殺されるのはお前だ、と吹き込む。

すっかり唆された和男は「やられる前にやれ」とばかりに父親を襲い、正三郎は階段から落ちて死亡。そこへ現れた会田は「騙したな!」と憤る和男に問答無用で手錠を掛けた(昭和ブルース新録4番をバックに、もうひとりの小悪党・久賀刑事を殴り倒してエンド)

*第1シリーズ#39「兇悪のライフル」同様、ライフルを持たせると危なっかしい松橋さんが今回も実にヤバそうな演技を披露してくれていた。(ちなみに会田の髪は今回はヤバくはならない)

*10年前の事件で正三郎を睨みつける回想シーンの会田、変わってなさすぎ!

*はみ出し者の集まりとして煙たがられている特捜部だが、所轄刑事からすると憧れの的らしい。なんだかんだいってエリートなんだな、会田。



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:21 PM | comments (x) | trackback (x) |
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