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非情のライセンス 第2シリーズ #66
#118「兇悪の振子」(1976年・S51・1月15日OA)

“人類は土に還れ”がモットーの世界ルネッサンス協会なる団体で真面目に布教活動に励む橋賀勇(大門正明)は、しつこく絡む酔っ払い(三夏伸)に思わず当て身を喰らわせた。ところが男はそのまま内臓破裂で死亡。自首しようとする橋賀に上役の三宅(鹿内孝)は、会長・九谷大造(殿山泰司)の意向だからと暗に自殺を強要する。

独り残される母(三宅くにこ)を思い波止場で躊躇する橋賀は、絵描きの由美(麻田ルミ)と出会った。沖縄出身の由美は、協会への信頼を捨てきれないでいる橋賀を自分達沖縄の人間と同じだと言い“うちなんちゅー”になぞらえる。彼の代理として協会へ赴き、事を表沙汰にしない約束で3千万を要求した由美の大胆な言動を、既に九谷を捜査中の会田(天知茂)は頼もしく見守る構えだが、橘警部(渡辺文雄)は「俺達は(犯罪の原因を探る)弁護士じゃない、刑事だ!」と苦い顔である。

しかし会長直々の電話でまたもや振り子のように揺れ動く橋賀。自分の力不足を痛感した由美は会田のマンションをふらりと訪ねた。君の田舎は沖縄か、との会田の(本土復帰してまもない沖縄を特別扱いしない)自然な言葉にほだされた彼女は仔細を打ち明けるのだが、その頃橋賀は会長との待ち合わせ場所に出向き、手下たちに殺されそうになったことで完全にキレてしまい、銃器店に押し入り人質をとって立てこもるという暴挙に出てしまっていた。

母の説得にもまるで応じなかった橋賀だが、強引に店に入り込んだ由美と会田の説得でようやく落ち着きを取り戻した。「仕上げは悔いの残らぬようにやるんだな」「あなたは“うちなんちゅー”よ。そしてここにもう一人いるわ(=会田のこと)」ロマンチスト三人でなんとなくまったりと和んでいたのも束の間、由美を突き飛ばして橘警部が乱入、「俺は刑事なんだ!」と橋賀に手錠を掛けるのだった(昭和ブルースは1番)

*組織のコマにされる若者を「美しく、そして哀しいのが青年でしょう」と弁護に回るイカしてる会田クン(タメ口アーティスト・由美調)。寝る前に着ていたすみれ色のカーディガンもイカしていた(おっさんぽくて)。

*ラストに由美を乗せるタクシー運転手にキレンジャー(現役)・畠山麦さん。

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 02:39 PM | comments (x) | trackback (x) |
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