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江戸の牙 #13
「悲哀 北から来た男」(1979年・S54・12月25日OA)

ある晩、初老の渡世人・政五郎(宮口精二)が本所方を訪れた。15年前に佐渡送りとなった際に一杯のお茶と温かい言葉を与えてくれた剣さん(天知茂)に折り目正しく礼を言いにきた彼の気がかりは、生き別れた妻子の消息について。

折りしも名のある大店が抜け荷の罪で闕所(=けっしょ・没収刑)となる事件が続いており、不審に思った(あるいはまた変装好きの血が騒いだ)剣さんは、兵さん(藤村俊二)と共に町人スタイル(指物師というふれこみ)で捜査を開始する。潜入した長屋には、偶然にも政五郎の娘・おるい(服部妙子)がいた。養父の元で幸せに暮らしており、まもなく祝言を挙げる予定だという彼女を見て、剣さんは政五郎に親子の名乗りをせず江戸を去るよう諭す。

ところが、おるいのフィアンセ・綱吉(滝沢双)が何者かに殺され、下手人として彼女が捕らえられてしまった。娘の危機を見かねて政五郎は「自分が殺した」と偽って出た。図らずも番屋の牢内で再会を果たした父娘だったが、あんたなんか父じゃないと、15年の恨みつらみ(母は苦労を重ねて死に、自分は罪人の子だといじめられ云々)をこめて涙声で詰るおるいちゃん。彼女の言葉を黙ってこらえる政五郎の目からは涙が幾筋も。正装で物陰からうかがっていた剣さんもいつしかウルウル「政五郎、涙はひとつぶでも重さがあるっていうが、……おめえの涙は、……重すぎるぜ……」(剣さんの涙もごっつ重そうだ)

綱吉の死は、没収された土地で甘い汁を吸いたい備前屋(小ボス:河村弘二)、闕所奉行・島崎(中ボス:外山高士)そして“闇の御前”の異名をもつ権力者・柿沢梅堂(大ボス:幸田宗丸)の悪巧みに利用されたせいだと突き止めた牙メンバーは、リニューアルしたテーマ曲(女性コーラス入り)をバックに景気良く鬼畜の大悪党どもを闇に裁いて地獄へ送った。

翌朝。江戸を去る政五郎の背に、おるいちゃんの声がかぶさった。「おとっつぁん・・・!」ようやく分かり合えた父娘の情愛にほんわかしながら、剣さんは政五郎に力強く頷いてやるのだった(そしてそのままシングル・バージョンのEDテーマに)。

*シングル(EP)盤の「ふたりづれ」はTVサイズよりもほんのりまったり気味?
*女性コーラス入り(♪らいららいららい〜♪)テーマ曲、初お目見え。しかし今回は対ラスボス時のスローテンポの曲がなくて残念。
*伝さん、控えめに清め刀(#1「炎上!赤馬を斬れ」の映像の再利用か?)
*「てめえら鬼畜の大悪党」の前に、どれほど悪い奴なのか具体的なひとことが入るようになった。
*次回予告で新米同心ズと志乃さんを引き連れた剣さんが「来年もよろしくお願いします」と言ってくれる。

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| TVドラマ(時代劇)::江戸の牙 | 11:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
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