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『いも侍・蟹右衛門』
『いも侍・蟹右衛門』(1964年・S39:松竹)

道場破りの浪人集団とのいざこざ、ひょんなことから預かった坊やとの触れ合い、宿を提供してくれたお嬢さんやスリの姐さんとの友情以上恋未満、などを経ながら従兄弟の道場へ向かう、おっとり型だが実はめっぽう腕の立つ“いも侍”こと泡島蟹右衛門(長門勇)の図らずも武勇伝になってしもうたがなもし、なお話。

冒頭から狼藉を働き放題の浪人集団(江見俊太郎さん等)の中でただ一人、ニヒルかつクールにたたずむ淵上甚兵衛(天知茂)は、かつて道場の師範代にと見込まれ、道場主・夏目玄々斎(龍崎一郎)のお嬢さん(小畠絹子)ともいずれ…という出世コースを辿っていたにも関わらず、星野金次郎(宗方勝巳)との試合において玄々斎先生から「お前の剣は邪剣だ!」と言われ道場を破門されてしまった男。金次郎にすべてをかっさらわれた彼は剣の鬼となり、浪人集団のリーダー格で多少は良識ありそうな大垣惣左衛門(堀雄二)の元へ身を寄せていたのである。

ふざけた男のくせに剣の腕はキレる蟹右衛門の従兄弟というのが憎き金次郎である事実を偶然知った甚兵衛は、リベンジを果たすために単身で道場へ出向き、病気療養中の玄々斎をその邪剣(「無宿侍」チックな逆手斬りの構え)で打ち破ると、金次郎に果たし状を突き付ける。

義父の仇、と受けて立った金次郎と対峙する甚兵衛。助っ人に来た蟹右衛門が浪人たちのせいで足止めくらっている間に死闘を繰り広げた結果、金次郎の利き腕を傷つけ勝利を確信した甚兵衛は、止めを刺すことなく剣を下ろした。これで思い残すことがなくなった彼は、最後に蟹右衛門(浪人全員撃退済み)と刀を交えることを選択して果てるのだった。

邪剣とくれば天知茂なのか(むしろ邪眼?)、『剣に賭ける』っぽい役柄で、トメ位置で松竹映画に返り咲いた第1作。2作目の『抜き打ち御免』よりずいぶん人物の心理描写まで掘り下げられていて見ごたえがあった。

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| 映画::松竹・他 | 01:28 PM | comments (x) | trackback (x) |
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