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もぐら横丁
『もぐら横丁』(1953年・S28)

貧乏作家の緒方(佐野周二)と彼を支える大らかな愛妻・芳枝(島崎雪子)は、今まで住んでいた下宿を追われ、お産に乗じて産院に半年ほど居ついていたものの、風当たりがきつくなってきたところに文士仲間の伴克雄(和田孝)が「うちの長屋にきませんか」と有難い助け舟を出してくれた。二人はもぐら横丁の住人になり、周囲との交流を深めてゆく中で、緒方は芥川賞を受賞するのだった。

天知茂のデビュー作として名前が挙がるこの作品で、彼は初めて「光田文雄」という役名付きで出演している。登場するのは緒方夫妻がもぐら横丁に引っ越してきた時(映画開始40分頃)。伴を訪ねてきた緒方に「伴くん、留守ですけど」と応対する詰襟君がそうだ。留守の伴に代わり、大家に無断で部屋を開けてやる親切青年ぶりを披露するのだが、
「僕、中……裏から回って中開けますから」とちょっと焦ったセリフ回しが初々しい(というより、こんなところで噛んでるせいで再びセリフなしの役がしばらく続いたのではないかと邪推したくもなる)。

夫婦にお茶を出してる内に伴くん帰宅、どうやら大家に話を通していなかったせいで空き部屋が借りられず、困った伴くんが同居人の光田青年に一言「お前引っ越せよ」。かくして主人公夫婦の代りに画面から消えてしまう可哀想な光田青年なのであった(後は夜の宴会時に後ろ姿が少し映る程度)。

*フレンドリースマイルの光田青年はこちら(ちと猫背)。

*奥様(森悠子)も出ているようなのだが気づかずじまいだった。

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| 映画::新東宝 | 12:15 AM | comments (x) | trackback (x) |
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